第111回北大美術部黒百合会展を鑑賞して

第111回北大美術部黒百合会展

札幌市民ギャラリー
アートその他

2020 11/03

2020 11/08

UP:2021/02/27

2020年11月3日~8日まで、札幌市民ギャラリー第5展示室で開催された第111回北大美術部黒百合会展のレポートを書かせていただく。

北大美術部黒百合会は、北海道大学の公認の美術部である。1908年に、当時東北帝国大学農科大学(現北海道大学)の教員だった有島武郎等によって前身となる洋画クラブが設立されて以来の長い歴史を持っている。

黒百合会展には部員一同がそれぞれの作品を出品しており、自然を描いた油絵や、優しい雰囲気を持つ鉛筆画、静かな世界を描いた木版画や不思議な世界観をもつ立体作品など、その分野・作風は多岐にわたる。個人的に、作品には作者個人が培った人生観やものの見方が反映されると考えている。部員はそれぞれ異なったバックグラウンドを持っており、そこから多様な作品が生まれ、我々は、展示室を一周するだけで多様な世界観を味わうことができる。ゆっくりと観て回り、大変楽しい時間を過ごすことができた。

黒百合会展は年一回の開催である。昨今のコロナ禍の影響で確言はできないが、おそらく来年度以降も黒百合会展は開催されるだろう。また、黒百合会展以外にも黒百合会は多くの展覧会を開いている。ぜひ足を運んで、部員の持ついろいろな世界を味わってみてほしい。

黒百合会展ポスター

参考(2021/2/16訪問)

https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/contents/article/263/

https://kryr-artculb.wixsite.com/hokudai-kuroyuri

https://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/like_hokudai/contents/article/263/

村松英一郎

レポート

村松英一郎