ギャラリー巡り1-202107

CAI03THE KNOT SAPPOROTO OV cafe / galleryギャラリー創札幌大通地下ギャラリー 500m美術館
アート

UP:2021/08/22

書くことに苦手意識があり、性格も基本面倒くさがり。なので、鑑賞レポート書きたいと思っても、内容をまとめたり、あれこれ考えたり、順序立てたりと、作品や自分と向き合う過程を思うとハードルが高くて投稿が滞ります。でも、一行感想程度なら気負わずにできるかもとふと思い、試しに書いてみました。

 

時々、札幌市内のギャラリーを巡っています。街中にあるギャラリーは、歩いていける範囲にいくつか点在しているので、昼食後に散歩がてら、ぶらぶら見て歩くのにちょうど良いし、楽しいです。そんな、ある一日の感想です。

 

山田良〔Site Preoccupation/ 現場に居ることに興味がある]CAI03

CAI03の場所の特性が生かされた作品に「うわ、すごい!」と。今まで気づかなかった03の建物の魅力が引き出されていたり、鏡に映った世界を異次元のように感じたり、作品から離れてあれこれ思いを巡らせたり。「現場に居る」ことの大事さに気付かされた作品。不思議に思ったのは、タイトルの「居ることに興味がある」。興味ということばの使い方に興味を持った。

 

土岐美紗貴”tamamushi iro”ギャラリー創

残念ながら定休日だったので、外からガラス超しに作品鑑賞。SCARTSの「ことばのいばしょ」展で見た時と同じくふんわりした印象もあるけど、色遣いや展示空間の構成が夏らしくて、爽やかな夏風を感じるようだった。

 

白濱雅也 絵本原画展 in Hokkaido STAR & GOLD TO OV café/gallery

絵本の原画展。廃材を彫って色付けしてあるため、印刷後の製本された絵本と比べて、原画はとても動的に感じた。鑑賞途中でその理由に気付いた。作品に出てくる牛や木々、海などが、木目を生かして描かれていた。絵本の内容は切ないけれど希望が持てて読後が爽やか。絵本購入。

 

By GAKU THE POWER OF ART  KADOギャラリー THE KNOT SAPPORO

自閉症の青年の作品を、ジークレーという手法で再現した絵画を展示。話すことに難を抱えながら、年間260もの作品を仕上げるパワフルさ。描くことが彼のコミュニケーションの手段だと思いながら作品を見ると、彼が見ている世界の見方を教えてもらう感覚になった。

 

楢原武正 大地開墾 2021 500m美術館

とてつもない物量とダイナミックな表現は、圧倒的な迫力と存在感。作品から発せられるエネルギーに緊張感も感じて、なんだかアーティストに見られているような。展示期間が長いので、元気のある時に再訪するつもり。

 

平山昌尚 The WALL Vol.2 500m美術館

この日、最後に鑑賞。色々な作品を見たし歩き回った疲労感で、鑑賞するまでは気合を入れ直そうと思っていた。けれど、全く抵抗がなく、すっと目に入ってくる作品だった。楢原さんの作品と対照的で、どちらを先に見るかによって、その後の気分が変わりそう。

 

以上、書いてみて展覧会を思い出せたのは良いけど、感想は一行にまとまらないし、やっぱりそれなりの作業時間でした。最後に余談ですが、この日の昼食は山鼻にある洋食屋キッチン ル・リアンでいただきました。次回はカツスパに挑戦してエネルギーをチャージして、ギャラリー巡りに出かけようと思います。

三宅美緒

レポート

三宅美緒