アーティストの声を聴く 〜「夏のはじまり/夏のおわり」展から〜

「夏のはじまり/夏のおわり」

グランビスタ ギャラリー サッポロ
アート

2019 08/02

2019 08/30

UP:2019/08/04

830日まで札幌グランドホテルのギャラリービスタで「夏のおわり展」が開催されています。

北海道在住の7人のアーティストによる、それぞれの「夏のおわり」をテーマにした展覧会です。絵画、金工、版画、写真、詩と、素材も表現も様々な作品に出会えます。

この展覧会の前期として、6月に「夏のはじまり」展が開催されてました。それから約1ヵ月後の開催となった今回の展覧会。

6月には想像もつかなかった猛暑が制作にも影響し、ある作家は背景の色をガラリと塗り替えることにもなったそうです。

雪に囲まれる地域に住む人々にとっての夏のイメージは、爆発的でエネルギッシュです。それゆえに「夏のおわり」は、センチメンタルな感覚が一層強くなり、それぞれの作品に色や形になって表れていると感じました。

さて、私は展覧会に合わせて行われた、アーティストトークへ参加しました。出品作家が、自分の作品を前に作品について語るという企画でした。テーマから生み出された自分のイメージと、表現に至るまでのプロセスなど、とても興味深い話を聞くことができました。

今回はギャラリーでのトークでしたが、作家さんのお話を聞くことは、作品をより深く鑑賞することにつながります。

アート作品の見方や感じ方は、人それぞれで自由です。しかし、あまり美術館やギャラリーへ行ったことない方こそ、解説のある鑑賞が、アートをより身近に、楽しくしてくれると思います!

※ 美術館だと時間によって学芸員による解説、大きな展覧会だと音声ガイドなども、作品を深く知ることができます。

永井 歩美

レポート

永井 歩美